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シン・リジイ(Thin Lizzy)

ロックのU2、トラッドのザ・チーフタンズをはじめ、エンヤ、ヴァン・モリソン、クリスティ・ム-アなど、アイルランドのアーチストには、日本でも有名なものが多い。そんな中、今回紹介するのは“シン・リジィ”。彼らのステージは、ミュージックというよりもむしろ、呪文を唱えたフィルの魔法であった。

シン・リジィの中心人物、フイル・リノット(ライノット)が36才の若さでこの世を去りましたが、今もアイルランドではメジャーなシン・リジィを紹介いたします。

ire_wildone.gif[シン・リジィ(THIN LIZZY)]
 ~Phil Lynott may be dead but his spirit lives on. The boys never really left this town.~
ダブリンは、フィルが生まれ育ち、こよなく愛してやまなかった町である~

 1973年、アイルランドダブリンの3人の青年を世に出した。ヒット曲は“トラディショナル・ソング”“ウイスキ-・イン・ザ・ジャ-”。このバンド=シン・リジィの中心人物、フィル・リノットは今、愛する祖国のゲ-ル語が刻まれた石の下に眠っている。彼らのステ-ジはミュ-ジックというより、呪文を唱えたフィルの魔法であった。その浅黒い肌ゆえに誰よりもアイリッシュを強調し愛した彼の作品は、今も多くのミュ-ジシャンによって歌い継がれている。ミュ-ジシャンというよりも詩人であったフィルの作品に触れたなら、きっと多くはこの現代の吟遊詩人を生み育んだ土地の空気や優しい風、そして暖かい人々を感じてみたいと願うだろう。そして訪れてみて、彼が何故それほどまでにアイルランドいやアイリッシュにこだわったのかが、わかるのではないだろうか。
 フイル・リノットが36才でこの世を去り10年以上経た今でも、シン・リジィのCDは次々と売り出されている。日本でも若いミュ-ジシャンの影響で、シン・リジィを知らない世代のファンが、増えてきている。かつてこのバンドに在籍していたゲイリ-・ム-アの『ワイルド・フロンティア』や『スパニッシュ・ギタ-』、タイガ-ス・オブ・パンタン、ホワイトスネイク、そして勿論シン・リジィで活躍したジョン・サイクスの『プリ-ズ・ド-ント・リ-ブ・ミ-』などでは、フィル・リノットのイメ-ジや才能を実感する。毎年ダブリンでは当時のメンバ-らによって追悼コンサ-トが催される程、アイルランドではメジャ-なバンドであり、かつてのU2の目標でもあった。現在、ダブリンで最も高級でトレンディなホテル“クラレンス”は、U2のボ-ノが買い取ったことで有名だが、その昔フィルは、このホテルを常宿にしていた。


[シン・リジィの歴史
1971年、初期のメンバ-はフィル(ヴォーカル・ベ-ス・作詞作曲アレンジ)、ブライアン・ダウニ-(ドラムス)、エリック・ベル(ギタ-)。ブライアンはフィルと同じダブリン郊外のクルムリン育ち。学生時代からバンド活動を共にしていた。エリックはベルファ-スト出身。
1974年、もともとシン・リジィ以前のスキッド・ロウで一緒に活動していたゲイリ-・ム-ア(ギタ-)が加わる(途中で抜けたりもした)。彼はシン・リジィの代表作といえる、『ブラック・ロ-ズ』をフィルと共に完成させた。その後、スコット・ゴ-ハム(ギタ-)とブライアン・ロバ-トソン(ギタ-)が、厳選なるフィルのオ-ディションの末加わる。
1978年にブライアンが抜け、1980年にゲイリ-が抜けた後、スノ-ウイ-・ホワイト(ギタ-)が加わる。そしてジョン・サイクス(ギタ-。彼はシン・リジィ解散後は世界的に有名なバンド、ホワイトスネイクでその才能を発揮した)が加入し、後期のシン・リジィに新しい力を注いだ。ジョンは日本に、この今は亡きバンド=シン・リジィを、再び広めた一人である。ギタリストの度重なるメンバ-チェンジを繰り返し続けてきたバンドであるが、ドラムスのブライアンとギタ-のスコットとフィルだけはいつもシン・リジィにいた。そして、メンバ-は殆ど全てアイリッシュ又はアイルランドの血を引いている。


[オススメのCD]
『シン・リジィ(THIN LIZZY)』
『ブラックロ-ズ(ROISIN DUBH~A ROCK LEGEND)』
『ワイルド・ワン(WILD ONE)』
[オススメのビデオ]
『デディケ-ション(DEDICATION)-THIN LIZZY』
『エメラルド・アイルズ(EMERALD AISLES)ーGARY MOORE』
[オススメの本]
『マイ・ボ-イ(MY BOY)ーPHILOMENALYNOTT』
ずっと独身でフィルを育てバンドを応援し続けた彼の母が書いた唯一のラブ・スト-リ-。
[オススメの曲]
初期のアルバム『THIN LIZZY』に収録されている“DUBLIN”“EIRE”
『VAGABONDS OF THE WESTERNWORLD』の“VAGABOND OF THE WESTERN WORLD”、
『LIVE AND DANGERAS』の“EMERALD”等など本当に素晴らしい曲が多数ある。

コンテンツ担当スタッフ

初回作成:2007/03/14   最終更新:2007/08/21

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